ノーリフティングの取り組み
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令和6年、5/23、5/24、5/25、5/26に会長、将社長、下岡さん、野口さん、福島で中国へ、郭社長の新しい介護施設のお祝いと日本の介護技術を伝えにいきました。

 

◆今回の研修での目標

「中国の介護施設へ日本の介護技術と福祉用具の必要性を伝える」

 

◆研修内容

5/23(木)初日

・青島に15:00着
・会長のお知り合いの実業家の方に迎えて頂きホテルまで移動後に会食

 

5/24(金)2日目

・青島→煙台へ移動
・煙台到着後、郭社長の施設見学行う。
・他の老人ホームの責任者の方々と座談会行う。
・終了後に郭社長や施設管理者の方々と会食

 

5/25(土)3日目

・郭社長より管理者の方々、現場の方々を施設へ召集して頂き、会長が書かれた「頑張らない介護」会社での取り組みである「ノーリフトケア」「認知症改善プログラム」についての報告会を行う。
・「ノーリフトケア」についてスライディングシート、ボード、グローブの実践を現場の方々に見て頂き体験して頂く。
・終了後 煙台→済南へ移動
・済南到着後、郭社長のお父様の施設見学行う。
・郭社長のお父様の施設にて同様の報告会行う。
・郭社長のお父様や管理者の方々と会食

 

5/26(日)4日目

済南での観光後に日本へ

 

 

◆感想

今回中国へ出張させて頂き、中国の介護について知る機会を頂きました。施設見学や座談会、報告会や会食の中で、運営状況から現場の環境を少しながら知ることができました。
中国では介護保険制度が整っておらず、ケアマネージャーもいないためケアプランがなく、介護を行う仕組みが出来上がっていないこと。病院が併設されており重度の方は医師や看護師の医療職が中心になってケアを行っていること。施設内が広大で開放感があり認知症の方にとってはストレスなく過ごしていける環境であること。福祉用具に関しても重度の方から軽度の方まで同じベットや車椅子を使用していること。資格制度がないため現場の職員は介護の知識を日々の経験をもとに積んでいくしかないこと。現場の職員も知識がないため疑問に持つことがなく、今あるもので工夫して介護を行っている状況なのだと思います。今後中国ではさらに高齢化社会が加速し介護現場の人材不足になることが考えられます。会長が言われていたように管理職育成を行うことで介護職の質を高め、介護の仕事をしたいと思える教育システムが必要だと思いました。また福祉用具を利用していくことで、身体的負担を減らし年配の職員や女性の職員も、安心・安全に長期的に働ける職場作りをしていくことが重要になってくると思います。もちろん日本でも同じ問題を抱えておりこの問題を解決していくために一役になれればと思います。